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vol.16 エリア別清掃方法 玄関周り・ロビー編

2010年2月1日(月)

「ビルの顔」ともいえる玄関周りやロビーは、常に美観の維持に努めるとともに、持ち込まれた土砂汚れが建物内に広がらないよう万全の対策を講じなければなりません。そのため。除塵や拭き取りといった日常作業がきわめて重要になります。
床材の種類や特性に応じた手入れを行う必要があります。

☆御影石の留意点

御影石(花岡岩ともいう)は、ごま粒状の模様が特徴で、見た目が美しく高級感もあることから、玄関周りやロビーに多用されます。
表面は、平らに磨きこんだもの(本磨き)と、凹凸状に仕上げたもの(バーナー仕上げ)がありますが、本磨きは滑りやすい欠点があるため、最近では歩行部分をバーナー仕上げ、壁際を本磨きにするなどデザイン的に工夫しているビルが多いようです。
管理方法としては床維持剤や保護剤などを塗布する方法がありますが、石そのものの質感を重視するビルでは、何も塗布せず管理する事もあります。いずれにしても、御影石は吸水性・吸油性があります。床材下部より水分を吸い上げて濡れ色を生じたり、油汚れが染み込んで容易に取れなくなったりすることもありますので注意が必要です。
 床維持剤を塗布する場合は、皮膜が厚くならないよう塗りすぎに注意します。また、施工直後は表面にモルタルカスや石自体の細かい粉が残っているので、ある程度洗浄を繰り返した後に塗布することをお勧めします。
 日常清掃で行う除塵方法は各種ありますが、表面仕上げや床維持剤・保護剤の有無、作業エリアの広さなどに応じて選択する必要があります。広い場所では、自動床洗浄機を活用すると効率的ですが、汚水の取り残しに注意が必要です。また、何も塗布していない場合は、吸着剤を含んだダストモップの使用は避けなければなりません。
 本磨きの場合は、雨の日は滑りやすくなりますので、雨天用マットの設置が必要となります。

来月は、大理石(ライムストーン含む)の留意点です。

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